【参考までに】大学院入試面接の志望理由は何?(考え方)内部進学と外部進学で異なる??

大学院

記事の内容:大学院試での面接における志望理由の例や考え方。あまりよくない例。

大学院入試を受ける予定の皆様、こんにちは。

今回は、タイトルにあるように、大学院試の面接時によくある質問

「(うちの)大学院を志望する理由はなんですか?」

に対する受け答えについて述べようと思います。

また、面接でなくても、院試願書提出時における志望動機の記述においても同様に有効です。

前置き1:僕の大学院受験について

これを述べる前に、記事の内容保証のために、記事を書いている僕の大学院試受験について述べようと思います。

僕は、人よりも多く大学院試験を受けた回数や、受かった回数、入学した回数が多めだと思います(大学院に2回は言っているので…)。

そして、すべて他大学からの受験(学部のときの大学とは違う大学の院に進学)なので、他大学から院試を受けるひとに対しても説得力があると思います。

内部進学に対しては分からないんじゃないかと思われそうですが、受験時にかなり情報収集しましたし、合格者、不合格者から話を伺っているので、『正解』もある程度分かります。

また、面接が重視される『筆記試験免除』の試験も受けたことがあるため、ある程度の説得力が保証されるのではないかと思います。

前置き2:院試では面接はほとんど重視されない場合が多いから適当でよい

大前提として、以下の記事にあるように、筆記試験などの点数を明確につけやすいものがある院試の場合は、面接の内容はほとんど重視されません。

素晴らしい受け答えを目指す必要はなく、減点方式の試験だと思って、無難に乗り過ごすことが大切です。

大学院の志望理由

さて、本題に入ります。面接は重視されない場合が多いとはいえ、ここでは真面目に議論します。

大学院の面接時に志望理由を聞かれたとき、おそらく以下のようなものがオーソドックスだと思います。

オーソドックスな返答(ざっくり)

  1. 大学院でもっと勉強したい
  2. 大学院で研究したい

まあ、こんな感じで答えたらダメなことはわかりますね。

全然、具体的でないので…

ちなみに、1の『大学院でもっと勉強したい』は、避けた方がいいと思います。確かに、実質的に大学院は研究室の先生に指導してもらう教育機関の部分も持ち合わせており、(学問以外にも)いろいろなことを「勉強」できるかもしれませんが、基本的に大学院は研究機関であり、研究活動の教育をしてもらう体です。勉強は、大学院でなくても全然できますが(例えば、学問が勉強したいのであれば図書館にこもるなど)、大学はどちらかというと研究活動しやすい環境です。つまり、勉強というよりは、研究というワードに重点を置いて話した方が良いでしょう。

さて、では、2の『大学院で研究がしたい』を具体的にしていきましょう。

志望理由を考えるプロセス

明確にすべきことは、

  • なぜ研究したいのか(動機)
  • 何を研究したいのか(対象)
  • なんの役に立てたいのか(目標)
  • どのように研究していくのか(過程)
  • なぜ、この大学院なのか?

ですね。これらについて、掘り下げていきます。ただし、最後の『なぜ、この大学院なのか?』については、後述します。

なぜ研究したいのか

つまり、なぜ研究したいと思ったのか、というエピソードや動機です。これをきちんと話す人はおそらく少ないと思いますが、反対に言えば、これを話せるひとは面接に関してはまず大丈夫でしょう。

もともと何か動機があって、はじめからそれを研究したいと思っていた人はそのエピソードを話せばよいと思います。

なにも考えずに院進しようとしている人は、まず、自分が関係するであろう分野について、特に問題点について、良く調べましょう。

そして、そういった問題点がある中で、こういった方法で解決したいと考えた、のような形で話すとよいと思います。

例えば、自分が効率のよい配送法について研究しているのであれば、

『近年では、インターネットの普及によってオンラインショップなどの便利なシステムにより、注文した商品がすぐに取引され、手に入るようになりましたが、その裏では、配達員の不足の問題や古典的かつ非効率なシステムが残っています。自身も物流会社でアルバイトをした経験があり、現場の過酷さを目のあたりにしてきました。今後もネットサービスによる需要は増加すると見込まれており、物流の効率化は必須です。このような背景を知って、配送計画の観点から、この問題の一部でも解決出来たらと思いました。』

これは、自分がB4でその研究室にいて、その研究の延長を修士でもやる予定なら、もっと具体的に言えるはずです。卒論の研究背景に書いてあるはずですから。

なにを研究したいのか

これは、以上で述べた『なぜ研究したいのか』の背景が言えたなら、あとはそれを掘り下げていけばOKです。

上の例でいえば、「需要の変化の確率分布が既知な状況において、どのように、どのタイミングで配送経路を定めれば効率化できるかを研究したいです。」のように。

できれば、過去の文献の内容を取り上げて、「過去の研究によって、○○というところまでは分かっていて、ある程度の効率化が達成されています。さらなる効率化を、○○の考え方を使って達成していきたい」のように答えることができれば、完璧です。

どのように研究していくのか

論理性をアピールするためにも、これを話すことは大切です。修士で卒業するのであれば、2年間しか時間が無いわけですから、自分の研究スケジュールを話すようにしましょう。

(余談ですが)ちなみに…心の中の返答は大体みんなこんな感じですね。

  • まだ就職したくない
  • 就職に有利だと聞いた
  • 周りのみんなも院進するから
  • 修士卒の肩書が欲しい

なぜ、この大学院なのか?に対する返答~内部進学と外部進学の違い~

よく聞かれる質問として(もしくは、自分から志望動機に盛り込むとよい)、「なぜ、この大学院なのか?」という質問があります。つまり、他の大学院ではなく、なぜ、数ある大学院の中でこの大学を選ぶのか、という質問です。

この問いに答えるためには、当然ですが、他の大学院との差別化を考える必要があります。

その前に、一つ重要なことがあります。

それは、大学院試は大学院の研究科を受験するパターンよりも、ひとつひとつの研究室を受験するパターンの方が多いことです。つまり、自分が受ける研究室の差別化できている部分を述べればOKということになります。

もし、研究科単位で合格不合格を決める制度であっても、面接では特定の研究室について述べることで、はっきりとした意思や明確な目標があることを伝えられるでしょう。

この問いに対しては、内部進学と外部進学で大きな違いが出ます。

簡単に言ってしまうと、内部進学の人はその大学院に行くことは明らかに必然的で、そもそも理由がいらない(大学院に進学する理由は聞かれてもなぜ内部進学か?は聞かれにくい)一方で、外部進学の場合は明確な理由が必要です。

内部進学の場合

内部進学の場合は、ぶっちゃけ、「学部もこの大学だったし、研究室もこの大学の研究室大学だったから」って感じですよね。

なので、内部進学の人はそもそもこういった「なぜこの大学院なのか」といった質問はほとんどされません。しかし、稀に内部生にも面接で聞いてくることがあったり、願書提出時に書かなければならないことがあります。

そんなときは、「他の大学院(もしくは他の研究室)も検討してみたが、やはりこの大学院(志望研究室)が自分にとってベストだった」という旨を伝える必要があります。

例えば、研究室を変えないのであれば、自分が学部の頃にやった経験が修士にも活きるわけで、それが理由になりますし、加えてその研究室の得意としている部分について触れればよいと思います。

(まぁ、内部進学の場合は結構テキトーでいいと思いますが…

外部からの進学の場合

この「なぜこの大学院なのか?」という質問は、外部進学生のための質問と考えてよいでしょう。

つまり、「なぜ自分の通っていた大学の大学院ではなく、わざわざ外部の大学院に行くのか?そしてなぜこの大学院なのか?」ということを答える必要があります。

ぶっちゃけ、本音は以下のような感じの人が多いと思います。

  • 大学院からは実家に近いところに通いたい
  • 学歴ロンダリング
  • 自分の通っていた大学が嫌だ
  • 冒険
  • 奨学金返済免除が取りやすそう
  • 自分の大学の院に落ちた

これらの理由が本音であっても、あまり面接では言わない方が良いと思います(言っても良いですが)。

理由として、「この大学は○○に力を入れており、他の大学よりもその分野で強いので…」というのもありかもしれませんが、やはり自分が入るのは一つの研究室で、研究室によって特色があるわけで、この返答はやはり具体性にかけるものです。

なので、やはり研究室について言及したほうが良いでしょう。「この研究室(もしくはその研究室の先生)はこの点において優れているので、ぜひこの研究室で学ばせてほしいと思いました」みたいな感じで。つまり、『大学院がどこか』という論点をかわして、『この研究室(研究分野)を目指していたらたまたまこの研究室でした』というような話し方をしましょう(嘘でも)。

もちろん、それを述べるためにはリサーチと準備が必要ですが。やはり、そのためには研究室見学に行った方がよいですね。

最後に、下に研究室見学のための記事リンクを貼っておきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました