みなさんこんばんは。
今回紹介するのは、大学生が身に付けておきたいスキルの一覧です。
正直、こういった記事や、話はよくあるものですよね。
そこで述べられる『大学生が身に付けておくべきスキル』は、決まって論理的思考、判断力、コミュニケーション能力、PC能力など。
確かにこれらは大切なのですが、少し具体性に欠けますよね。論理的思考にもいろいろあるので、「そんなの分ってるよ!具体的に何なの!?」って思う人もいるかもしれません。
また、これらは結構前から言われていることで、時代が変化するにつれて要求される能力も変化しますから、時代に合った話をしたほうが良いと思い、少しだけ具体的に、僕なりに『大学生が身に付けておくべきスキル』を挙げてみました。
あくまで僕が思うものですが、どれも結構的を得た必要な能力を挙げられたと思いますので、ぜひ最後まで見てみてください。
行動力
行動力は、これからの時代でとても重要であると思います。
時代の変化が速く、次々と新しいテクノロジーが生まれる現代、スピード勝負な部分が多いからです。質は悪くても、不完全でも「やったもん勝ち」なケースは世の中に溢れていますね。一番顕著なのが、人工知能(ディープラーニング)分野です。始めは不確かさが付きまとうこの分野ではありますが、多くの企業が導入しています。
なにも、大きなビジネスの話でなくても、行動力は必要です。
なぜなら、社会は今までのように、黙っていても人材を拾ってくれるわけではないからです。
今まではよかったかもしれません。良い大学さえ出ていれば、企業が拾ってくれていたのですから。
ですが、これからはそうはいきません。行動を起こさずにぼーっとしてると、極論、ブラック企業につかまります。とっくに終身雇用が終わっているのですから、企業におんぶにだっこではなく、個人で自らをブランディングする必要があります。
その際に、当然ですが行動力が重要なのです。
英語力
これは、結構よく聞きますよね。
日本は、将来的にアメリカか中国のフォロワー、つまりアメリカか中国が作り上げた社会システムの上で過ごしていく可能性が高いと言われています。
よって、いままで日本に引きこもっていた日本人も、世界へ飛び出さなければならないかもしれません。
社会人になってから、必死になって英語を習いに行きたくなければ、大学生のうちに身に付けておくしかないですね。
言語翻訳ツールの精度が年々上がっているみたいですが、英語を身に付けることは、他の思考法を手に入れることにもなる(らしい)ので、ぜひ身に付けたいですね。
方法としては、留学、留学生と交流、海外旅行などでしょうか。幸いにも、だんだんと外国人が増えてきているようなので、チャンスはありますね。
情報分析
情報量は凄まじく増加しています。
情報分析とは、簡単に言ってしまえば、その情報はどこから来たのか、それくらいの信頼性があるのか、その情報によって次に何が起こるか、についてよく考えることです。
その情報の出どころ(ソース)を気を付けたり、信頼性の確認は、世の中にゴミ情報が増えすぎたせいでほとんどの人ができているかもしれませんが、その情報によって影響が受けるのは何か、その情報を知ったことによって自分はどう反応したらよいかを考えることもできたら尚よいですね。
ゴミ情報も、見方によってはゴミではありません。
はっきり言って、僕はネット記事の内容を常に疑いつつ見ています。しかし、もしその記事の記述に誤りがあったとして、なぜそのライターはそのような記事を書いたのか、その意図は?を考えることで、その情報から新たな情報が生まれます。
似たようなケースとして、影響力のある人の発言(誤りではありませんが)を受けて、世の中がどう反応し、何が起きるのかを見る視点も大切ですね。
自己分析力
これは、就活を行う学生なら誰もがすることですね。
しかし、就活をするのに「自分は実は会社員ではなく、違った道を歩みたい」といった方向に自己分析を進める人は少ないと思います。
なので、就活を始める前に『自分』についてよく見つめて欲しいと思います。
自分はどういう人間なのか?をはっきりさせることで、うまくいく可能性が上がると思います。
たとえば、「自分は朝が苦手で、起きるのが苦手だ」や、「人と話したくない」、「結婚はしたくない」、「人生で一番叶えたいことはモテることだ」などの一見ワガママに見えることでもよいと思います。
「朝起きるのが苦手」と分かっていても、「それができなければまともな人間になれない」と潜在的に決めつけ、自己分析として含めないひとがいますが、はっきりすることで、生き方が変わってくると思います。実際に、朝が苦手なひとが、朝は起きなくてもお金が稼げる(もちろん健全な)仕事についているケースはたくさんあります。
それと、能力としての自己分析力が大切です。自分はこういうシチュエーションではどうする人間なのか、どこが苦手で、どこなら勝負できるのか。
自己分析は、更新していくものです。生きていく中で、自分を見直さなければならないタイミングが何度かあると思います。その時に、いままで培ってきた自己分析を踏まえて判断を下すのが、自己分析力です。
改善能力
何かにチャレンジしたときに、失敗することがあるでしょう。それが初めに述べた『行動力』です。
その行動を成功へ形作るためには、改善能力が重要です。
学校に通っていれば、指摘してくれるひと(友達、先生)がいるかもしれません。しかし、大学を卒業すれば、自ら改善をしていかなけばなりません。
この改善をするさいにも、自己分析力が必要ですね。なぜなら、失敗にも種類があり、それは自分特有のものかもしれないからです。
質問力
質問力は、自らの成長のために最も重要です。なぜなら、信頼ある人からのじょうほうが最も良い情報だからです。ある権威ある専門家の専門的な情報は、当たり前ですが良い情報でしょう。自分に必要な良い情報を引き出すためには、質問力が必要です。
質問力といっても、なにも難しいことではありません。ただ知りたいことを聞けばよいです。
といっても、質問がまとまっていないと、その知りたいことが十分に伝わらず、損してしまうことがあります。また、長々とした質問は嫌われますし、時間がもったいないです。
なので、自分はどこまでわかっていて、自分が聞きたいのはコレだ、ということが伝わるように、簡潔に質問しましょう。
うまい質問ができる人は一目置かれます。
人に頼る力
これは、僕もぜひ身に付けたい力です。
大学生までなら、一人でやってしまっても済むことがほとんどでしょう。例えば、講義のレポート課題などです。
しかし、多岐にわたる専門知識が必要な、そして体力が必要なプロジェクトを一人でこなすことは非常に困難です。そのような状況になれば、人に頼らざるを得ません。
個人能力が高く、プライドが高い人ほど、人に頼るのが苦手です。このような人ほど、後々困ります。僕的には、高学歴に著名な起業家が少なく見えるのは、これが原因であると思います。
人を頼ると言っても、あなたがよっぽど愛されキャラでない限り、誰もが自分のために動いてくれるとは限りません。つまり、人に頼るためには、スキルが必要なのです。
わかりやすいのが、交渉によって解決するパターンですね。「自分はこういった形であなたを助けるから、これを手伝ってくれ」のような。こんなことを言わなくても手伝ってくれる人が現れたら、あなたは相当な『人に頼る力』がついていると言えます。
マネーリテラシー(金銭的知識)
社会人の多くはお金の知識を持っていますが、それは必要に駆られて身に付いたものだと思います。
年金、株、投資、各種の補助制度などの基本的な知識は学生のうちから身に付けておいたほうが良いかもしれません。これらの知識があることによって、自分の進路選択が容易になる可能性があります。
就職するなら、その企業が今どんな状況にあるかなど。
また、自分の人生設計のためにも役に立ちます。時間がかかるシステムもありますので、早いうちから手を付けておいて損はありません。
国際情勢を追う能力
世界の動きが、国内の情勢に大きく影響する時代です。反対に言えば、世界でなにが起こっているかを追うことは、国内の動きを先読みすることになります。
これは、日ごろからニュースを見つつ、そのニュースによって日本はどう反応しているのかを見ればよいと思います。
特に、国外→国内の流れは、次に述べるテクノロジー関連で顕著ですね。
テクノロジー(PC・SNSなど)利用能力
これもよく言われることですが、ここでは少し具体的に。
テクノロジーに敏感に
近年、数々の新テクノロジーが生まれ続けています。電子マネーのような小さなものから、自動運転のような目に見えて変化する大きなものまで。
専門家でなければこれらの原理まで知る必要はないかもしれませんが、どういったものなのか、自分にどう関係するのかを知る必要はあります。
これらに敏感になっていかなければ、損をします。たとえば、現在、電子マネーシェア取り合戦が始まっていますよね。それに付随して、使ったもん勝ちの割引キャンペーンがあると思いますが、電子マネーを使うことを面倒がっているひとは、損をします。これはあくまで、小さな分かりやすい例です。
押さえておきたいテクノロジーは、ざっといくつか挙げただけでも、以下のようにこれだけあります。
・自動運転
・新通信技術(5G~)
・MaaS
・翻訳機能
・画像認識
・VR、AR、MR
・新プラットフォーム(新動画サイト、新SNSなど)
・IoT
・医療技術
・電子マネー
・その他の事務作業効率化ツール
ググる力
検索能力。一から自分で考える時代は終わっています。なぜなら、ネットには今まで先人が長い時間をかけて作り上げた遺産があるからです。これを使った人のほうが強いのは当然です。
自分が知りたい情報を、効率よく取り出せる能力を身に付けましょう。キーワード検索をうまくやることは当然ですが、Googleには、ある単語を含む検索結果を除いた検索など、いくつかの特殊検索ができるので、できれば使いこなせると良いですね。
SNSリテラシー
SNSリテラシーは、最低限身に付けておいたほうが身のためです。バイトテロのように、不適切な動画や画像を上げる行為はもってのほかですが、受け身としても、情報判断能力を駆使しましょう。最近、AIで(存在しない)人物の写真が作れるツールができたみたいですね。アイコンの写真は、意味がなくなるかもしれません。
PCスキル
最低限のPCスキル。Officeや代替のスペック(CPU、メモリ容量)など。
データ分析
理系ならば、大学生のうちに身に付けたい能力です。データから判断する能力がないと、少し厳しい気がします。
与えられたデータを分析する能力(どのパラメータに注目するのか?その場合、どのようなグラフを作成するのが適切か?など)はもちろんですが、その結果の誤差、偏差からその値がどれくらいの意味を持つのかを判断できなければ、説得力に欠けます。つまり、エラーバーがついていない、有効数字の桁数が大きいデータ値は、信頼されにくいです。
論理的な思考の手助けになるはずなので、大学生のうちに身に付けたい能力となります。
専門的知識・能力
専門的な知識があれば、最高ですね。
どんな分野であれ、専門的な知識があれば、とりあえず生活できます。あなたが経営者になり、効果的な広告を出そうとしているシチュエーションを想像してみてください。場合によりますが、「なんでもだいたいできる人」よりも、「Webデザインだけめっちゃできる人」とか、「広告会社とコネがある人」を雇いたいはずです。
とはいえ、大学生で本当に際立った専門的な知識を身に付けるのはなかなか難しいと思います。
なので、すごく高度でなくてもよいので、ある程度、語れる分野を持っておくとよいと思います。卒業後、必要になればさらにその知識に磨きをかければ、自分の役に立つはずです。
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