みなさんこんにちは!!
一口に理系といっても、様々な学部があります。
理系を選択し、理系の道を歩むみなさんに、

理系にはどんな学部があるの?

どんなことを学ぶの?

どこが人気?
などに対して答えたいと思います!!
ちなみに【進路選択】文系と理系、どちらに進むべき??大学院生が徹底比較!に文系との比較が書いてあるので、興味があれば見てみてください。
理系の学部
理系学部を大きく分けて紹介します。また、その特色を簡単に紹介します。
・理学部
・工学部
・農学部
・薬学
・医学部
・歯学部
理学部

理学部に属する学科としては、物理学科、化学科、生物学科、数学科、地学科などがあります。
実際には、さらにここから細かく分類されます。(物理学科→数理物理学科・応用物理学科、数学科→数理理工学科・数理情報学科など)
理学部の特徴
自然現象の基礎となる部分を研究する色があります。世の中には、現象の解明という形で貢献します。
ものごとをじっくりと考え、理解を深めていくことが好きな人にはおすすめの学部です。
ただし、他の学部と比べて合う合わないが顕著に出る学部でもあります。
いったん入学して、肌に合わない人には辛く、留年率も高くなります。
入学してから「自分には理学の道はあってなかった…」というひとは珍しくありません。
また、工学部と比べ、理学部の学生あまり就活に力を入れません。
企業就職よりも大学研究や研究機関に行ったり、教職に就く人が多いようです。
生物学科では男女比が5:5くらいですが、それ以外では圧倒的に男子が多いです。女子比率順に並べると、生物>地学=化学>物理=数学といった感じでしょうか。

自然科学を探求したい人は理学部に進もう!
工学部

機械科、電気電子学科、情報学科、材料学科、土木科、建築学科などがあります。少ないですが、航空宇宙工学科などもあります。
また、理学部に近く、少し応用色が強いものとして物理工学科、化学工学科などもあります。
理学部同様、さらにこれから細かく分類されます。また、電子情報学科などのミックスなどもあります。
工学部の特徴
理学部とよく対比され、理学部は基礎となる部分を研究するのに対して、工学部は「それを応用すること」を研究して実社会に貢献します。
そういう意味では、工学部の方が「世の中のために役に立つ感」は理学部より近く、研究と実装の間でやっていきたい人にはよいでしょう。
理学部よりも企業就職色が強く、学生も就活に力を入れます。
とくに、メーカーや、最近だとIT大手が人気です。
理学部よりもさらに女子が少なめです。機械・電気系だと100人に対して1人くらいだったりします。

社会に応用できることを学びたい人は工学部に進もう!
農学部

農科学科、生命農学科、園芸学科、畜産学科、農業経済学科、地域開発学科、資源生物科学科、生命科学科など。
文系に近い、農学経済学科などもあります。
農学部の特徴
学科の名前に見られるとおり、動物、植物などの生命関係や食物などに対してあらゆる面からアプローチする学部です。
座学としては化学や生物学科に近いですが、実習として実際に自然に触れ合う大学が多いようです。
自然や動物、有機に興味がある人にはもってこいの学部でしょう。
一方で、泥臭いことだけでなく、きちんと座学から学び、知識が必要な学部でもあります。
就職先としては、食料、飲料メーカーなどの食品業界、公務員などが多いようです。
また、(なぜか)女子比率が非常に高いです。

自然や生物に精通したいひとにおすすめですね!
薬学部

生命科学科、製薬学科、医療薬学科、衛生薬学科、創薬科学科など。
薬学部の特徴
薬学部では、その名の通り、薬学に関することを研究します。
人、動物の健康に関心があるひとにはよい学部ですね。
座学としては、医学部のように暗記することが多いです。
また、他の学部と大きく違うところとして、4年制と6年制のパターンがあります。
一般的には、4年制では研究者養成が目的で、6年制では薬剤師養成が目的です。
つまり、4年制では薬剤師の資格が取ることができないのが一般的(らしい)です。
これに関しては次の記事をご覧ください。https://kou.benesse.co.jp/kou_news/shinro/0080.html
就職は、4年制ならば企業、大学の研究職か、6年制ならば薬剤師が多いと思いますが、6年制でも大学院に進み、研究職に就くことも多いようです。
男女比は5:5くらいです。

健康面から貢献できそうですね!
医学部

医学科、看護学科、保険学科、生命学科、栄養学科、健康総合科学科など。
医学部の特徴
医学部の医学科はいわずと知れた、超エリートが進学する、難関学部。
医学部では医学に関する知識のほかに、物理学や生物学なども深く勉強します。
人の命とまさに直接関われる分野ですので、需要が多く、人気である一方、学生時代にしても、仕事にしても大変です。
どれくら医学部の学生が忙しいのかははっきりと分かりませんが、他の学部と比べると勉強量が圧倒的に多いのは確かなようです。それに加えて、実習もあります。
就職は医学科なら医者、看護学科なら看護師になることが大多数だと思います。
医学科も6年間あり、さらにそこに入るまでに浪人している人も多いので、結構学生の年齢が高めです。また、私立ならば学費が桁違いに高いのか特徴です。

入学するのも卒業するのも大変そうですが、やりがいのある学部ですね!
歯学部

歯学科、歯科衛生士学科、歯科技工士学科、口腔生命福祉学科、口腔保健学科など。
歯学部の特徴
歯、口、顎、顔面を主に扱う分野。学部では基礎医学から、臨床実習を行います。
医学が助ける医療であるのに対し、歯学は支える医療であると言えます。そして医学と同様に、患者さんに寄り添い、信頼とてもが大切な領域です。
医学部と同様、6年制。
男女比は、大学によっても大きく変わりますが、男6:女4くらいでしょうか。

歯からの健康に貢献したい人におすすめ!
人気の学部

では、これまで述べた中で、人気の理系学部(学科)を紹介します。
あくまで一般論で、これから名前を出さない学部にも、各学部にはそれぞれ良いところがあるということを踏まえてみてください。
医学部
将来的な収入の面や、人の健康・命と直に関われる医学部は昔から人気で、偏差値が群を抜いて高く、最も入学することが難しい学部です。
多浪してでも入ろうとする人も珍しくありません。
航空宇宙
医学部に次いで偏差値が高く、人気な学科です。医学部を除けば、理工系のなかでは一番の人気学科であると言えます。
どこの大学にもあるというわけではなく、日本では限られた大学にしかありません。そのため、日本各地から少数の大学に受験者が殺到する人気の学科となっております。
理系文系問わず、宇宙や航空にはロマンがあるので納得です。
物理
物理は理学の中でも根本となる分野で難しいため意外に思われるかもしれませんが、理学系では、化学、生物、地学、数学に比べて人気です(あくまで一般論で、大学によって異なる)。
また、物理学科出身のひとは、理学系の中では生涯年収が多い方となっています。
情報、機械、電気電子
企業就職を考えているひとに大人気の学科で、実際に企業(特にメーカー、製造業)への就職率がよいです。
いままでなら機械・電気電子が就職の面で無双していましたが、それに加え最近では、時代の流れを反映して情報学科も人気です。
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