理系は大学院生のほうが就職は有利か

大学院

理系か文系か、どちらが就職に有利かと聞かれたら、ほとんどのひとが理系であると答えるでしょう。

では、理系の学部生と理系の大学院生は、どちらが就職が有利か?についてはどうでしょう?

ただし、今回は、学部生とは大学4年生のことを指し、大学院生としては修士2年生(大学院2年生)のことを指します。つまり、博士課程(大学院5年生)の就職に関しては別格で僕もなんとも言えないので、議論しません。

結論を先に

企業の方針によるが、全体的には院生の方が有利な傾向にある

大企業に入りたいならそれなりの大学院に進学しよう(保証なし)

では、大学院生の方が有利になるであろう理由を見ていきましょう。

大学院生が就職に有利な理由

競争率の低さ

大学院生は存在自体が少ないため、競争率が下がります。確かに大学院生の募集人数はその分少なくなっていると思いますが、それでも院生の人数に対して募集人数は十分あり、競争率は結果として低くなります。

専門性の高さ(ちゃんとした院ならちゃんと評価を受けられるはず)

「大学院を出たからと言って学生は学生。専門性なんてどうせない」という社会人の人も多いですが、そういうことではないんです。

確かに、僕も大学院でも行った修論の内容、分野の知識がそのまま活かせるとは微塵にも思っていません。

どちらかというと、企業は採用時に大学院生にたいしては論理的思考力や研究力を求めるという話がありますが、そちらに近いところを主張しています。

専門性のつけやすさ」、「専門性を付けた後の専門性の使い方のうまさ」といったほうが良いかもしれません。

なにより、もし大学院で学んだことがまったく役に立っていないのなら、院生はただただ年齢を重ねた学生ということになるので、院生の採用枠なんてとっくに無くなっていることでしょう。

安心感

採用する側からすると、すぐに辞めそうな学生はなるべく取りたくないでしょう。

院生の中には、学部4年の時にいったん就活をして、進学を選んだひともいたり、4年生から修士2年までずっと就職を意識していた人が多いので、企業に対する知識や、入社後の意気込みは学部生より確固たるものでしょう。

採用側がそこまで考えているのかはわかりませんが、この「院生には企業研究の期間が長かった人も多いから、ちゃんと企業を見ていて、離職率が低そう」ということを考慮すれば、安心感から採用しやすいのかもしれません。

もちろん、学部生に比べて、院生にもいくつかの不利な点があります。それを考慮しても、院生の方が有利だという主張です。

ネガティブポイント

年齢が高い → 企業色に染めにくい

しいて言うなら、一番のネガティブポイントはここですね。

大学院は修士では2年間あるので、学部卒より基本的には2つ年上、ストレートで24歳となります(学部4年生は22歳)。

偏差値高めの大学ほど大学院進学率は高くなり、偏差値高めの大学ほど浪人が多いので、偏差値高めの大学院生は年齢層が高めです(26歳卒とかざらだし、何なら30歳近い人もいる)。

24歳~25歳くらいならまだましですが、それ以上となると、そこから入社ということになるので、

企業側からしたら、社会経験が薄い年寄りの大学院生よりも、学部生をとって企業色に染めて、じっくり育てていきたいでしょう

まあ、寿命がどんどん延びてきて働く期間も長くなってきているこの日本で、多少の年齢差はあまり意味ないと思いますが…。正直、院卒の人に謙虚ささえあれば、年齢の問題は解消されると思います。

給料が院生の方が高くなってしまう

大卒と院卒では、院卒の人に払う給料のほうが若干高めです。

つまり、学部卒よりも少し良い給料を支払う価値のある院生でないと、取りたいくないわけです。

『院生の方が給料がいい』というのは学生からしたら嬉しいことかもしれませんが、企業側からしたら厄介なことなのです。

だらけた院生だったら…どうしよう

半分ネタで半分冗談ですが、世の中には「就職が嫌だったから大学院に進学した」どうしようもない奴がいます。

大体こういう奴は大学院生活を大学の延長として過ごしてしまうので、研究室で何も身につかず、ただただ不毛な2年間を過ごすことになります。

当然ですが、企業はこんな大学院生は取りたくないわけです。

この地雷を踏んでしまう可能性がある、という企業の懸念は、大学院生すべてのデメリットともいえるでしょう(面接でこの地雷は排除されるので、問題ないはずですが)。

院生は結構謙虚ですよ

また、「大学院生(というか高学歴)はプライドが高く、年齢も高いので扱いずらい」という話をよく聞きますが、意外と謙虚な人は多いですよ、と言いたいです。

多くの人は自分が大したことないことくらい自覚してますし、自分の学んだことが会社でまるっきり役に立つとも思っていません。

それでも、意見を言われるようなら、それは上司が悪いのでしょう。

『プライドが高いから意見してくる』のと『単純に上司が明らかに間違っていてほっといたら良くないから意見する』のを区別する必要があります。

業界、職種によるところは大きい

やりたいこと、行きたいところで「院生であること」が必ずしも有利に働くとは限りません。現在の日本では、政治の世界やコンサルの世界などでは院性であることは全く無意味に見えます。

大学院を出ていることの効果が大きいのは、やはり理系の分野に多いでしょう。

今回は理系の学部生と理系の院生についてなので、結局、総合的に見れば院卒であることでのメリットは就職において大きいことになります。

そこそこの大学院なら就職率は上がる(あくまで平均的に)

そこそこの大学院、つまり旧帝大、東工大あたりを出ていれば、就職率は間違いなくあがります(もちろん過去がそうだっただけなので、その人次第)。

ですが、先ほども言ったとおり、領域によって院生であることの価値は大きく変わります。例えば、大企業と中小企業では、どっちが院生をたくさん取りたいでしょうか?IT産業と車産業ではどちらが院生を重視するか?など。

だから、保証はありません。その人次第ですからね。

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