【物理屋の力】【大学院試】習ったことのない科目がある他分野大学院試をたった2週間の独学でクリアできるという物理屋の特権

大学

物理学を専攻している、もしくはこれから専攻するみなさん、こんにちは!

みなさん、物理学科の利点ってなんだと思いますか?

もちろん、学問として物理を得意としているのは当然ですが、よく言われるのが物理学科のひとは「なんでもできる」ということです。

※注意!「なんでもできる」というのは勉強や学問の範囲内のことであって、重量上げとか、フルートとかは含みません。

物理学は科学の基本的な部分を追及するので、その学問色からそのように言われます。

例えば、生物分野で遺伝子のメカニズムを厳密に知るには化学分野の化学合成物質について理解しなければならず、さらにその物質の結合の仕方を知るには物理の量子力学を理解しなけばならない、というように元をたどっていって、結局は物理に到着します。逆に言えば元である物理を学べば、様々な学問に広げられる可能性があるということです。

また、物理学科では数学はもちろん、化学、生物、地学などが必修となっている大学もあります。このことからも、物理学科のひとは幅広い知識をもっているように思われます。

まあ、この「物理学科のひとはなんでもできるのが売りだ」というのは大学時代の教授も言っていましたが、それを聞くときはいつも「なんでもできる」のではなくて、「なにもできない」の間違いではないか??と思いますけどね(笑)。

実際に大学時代の物理学科の同級生の中で「なんでもできる」ひとはごく一部で、「なにもできない」ひとが大半でした。

しかしながら、前提として物理をきちんと学んでおけば、これから新しい学問を学びやすいという「可能性としてのなんでもできる」というのは事実です。新たに他の分野を勉強する時に、その根本である物理や数学を理解しておけば、スムーズに理解できます。

タイトル通りになってしまいますが、この具体例を自身の体験談を交えて説明したいと思います。

大学院入試のため、聞いたこともない科目を独学

学部では物理学科でしたが、機械系の分野でやりたいことがあったので、大学院から機械工学専攻に進学することにしました。

進学にあたって大学院試を受ける必要があったのですが、機械系なので今まで勉強したことがない(もちろん講義も受けたことがない)入試科目を勉強しなければなりませんでした。

具体的には、機械工学研究科入試の専門科目は振動力学、材料力学、制御工学、電気電子回路、流体力学、伝熱工学(入試後に気づいたが、熱力学だったので勉強はそこまで必要なかった。伝熱工学と熱力学は微妙に異なる)だったと思います。

後半の電気電子回路、流体力学、伝熱工学の3つはどちらかといえば物理チックなので復習程度でいいかなと思っていましたが(それでも内部進学の学生ですら結構落ちるところだったのでそこそこの勉強が必要)、振動力学、材料力学、制御工学については工学色が強く、全くの無知。独学するしかありません。

機械系に進学することは急に決め、しかもその頃は研究室の活動と平行して入試勉強をしなければならなかったので、あまり時間がありませんでした。

せいぜい、勉強できる期間は1ヶ月程度でした。さらにその期間にWebホームページ作成に凝ってしまい(自業自得)、勉強したことがある科目(電気電子回路、流体力学、伝熱工学)の復習を差し引いて、2週間程度しか習ったことのない新科目(振動力学、材料力学、制御工学)を勉強する時間は取れませんでした。

とはいえ、勉強を開始してみれば、振動力学、材料力学はほとんど基本の力学の延長で、そこまで新しい概念はありませんでした。

ただ、制御工学については、新しい専門用語がたくさんあったので慣れるのに苦戦しました。加えて、制御工学ではラプラス変換を多く使い、ラプラス変換はすっかり忘れていたので、復習する部分にもに時間がかかりました。ですが、制御工学は物理というよりは数学に近く、入試に出る程度の問題は非常に簡単でした。

結果、大学院入試はなんなくクリアしました。

ちなみに、専門科目は6科目中3科目選択だったので、新科目を勉強しなくてもよかったみたいです(せっかく勉強したので本番は制御工学とか使いました)。

ここで前提としてほしいのが、僕自身は物理学科のなかでもポンコツであるということです。超頭のいいひとなら学科によらずそりゃ受かります。やはり、物理出身だったということが少しは効いていると思います。

物理を学んでよかったと思うこと

いや、これが物理→機械で被る部分も多く、科目も似ていたケースだからこそ、たった2週間の独学で合格できたのは重々承知ですよ?

これが機械系ではなく化学系や生物系の大学院、ましてや法科大学院なら2週間じゃ足りず、合格には猛勉強が必要だったと思います。

実際、物理→機械の転科は多いみたいです。

しかし、やはりこれから新たに勉強を始めるとき、物理系の人の習得率は高い気がします。とくに理系、経済分野で。

これにより、結構いつでも自分の興味ある方向にシフトできます。

また、社会人になっても、勉強することはどんどん増えると思います。そのとき、色々なことにチャレンジし習得する力が必要になると思います。

(物理出身のひと(ここでは、機械系なども含む)の年収は他の理系分野(地学、化学、生物)よりも高いらしいです。たまたま優秀な人が物理学科に進学しているだけかもしれませんが…。どれだけ相関があるかはわかりません。)

だからこそ、物理学科を出たことは自分にとってよかったと思います。

物理学科にいると、就活の時に幅が広すぎて(そして浅すぎて)、研究職以外の就職には不利に感じてしまうこともあるかもしれません。

ですが、これから生きていくうえで必須の「学び」を感じるタイミングで、物理学科に入ったことをよかったと思うことがあるはずです。

物理学科のみなさん、物理が得意な高校生のみなさん、よかったですね!!

※ちなみに、ほかの分野にも良いところはたくさんあります。また、僕はたまたま物理だっただけで、変にこじつけて「物理出身は習得率が高い」と言いましたが、ほかに行っても変わらないかもしれません。結局はその人次第な気もします。興味があるところに行ってみるといいと思います。

それと、物理学科にいると、他の人に比べれば僕は全然ダメダメですが、周りのひとは頭がいい人が多いのは事実です(変人も多い)。そういった人と関われるのも物理のいいところだと思います。

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