大学生のみなさん、こんにちは!
みなさん、大学生活を満喫してますか??
今回は大学院進学についての話です。
他の大学院に進学するということ
大学院に進学しようとしているひとがこの記事を見ていると思いますが、
大学院進学界では「自分が通っている大学とは別の大学に設置されている大学院に進学する」というのは有名な進路です。
ぼくも他大学の大学院に進学しました。
特に理系の大学生は院進学する人が多くなってきており、他大の院に進学するケースもあり得ます。
その人の多くは、地方国立→旧帝大など、より高いレベルの大学院を目指します(大学院は研究室によるところが大きいので、逆に東大→他の旧帝などに行く人もいます。
東京大学やその他の旧帝大学の大学院など大きい大学では、他大学からの受け入れを積極的に行っています。
とは言いつつも、やはりそのまま自分の通っている大学の院に進学する人が大多数です。他大院に進学しようか、迷っている人もいると思います。
そこで今回は、自身の実体験をもとに、他大学の院に進学して得したこと・苦労したことを紹介します!
他大学進学したら得すること【4選】
お得1. 学歴を上げるチャンス
これが誰もが初めに考え付くメリットでしょう。より高い大学院に行くことで、最終学歴をアップさせることができます。大学の肩書を利用する気満々の人にはもってこいでしょう。
大学院の入試倍率は大学の学部のときの入試倍率と比べてかなり低いので、受かりやすいと言われています。つまり、他大学からの進学は、コスパがいいのです。必死に受験戦争を潜り抜ける必要がないわけですから。
さらに、より多くの外部生(他大学からの進学生)を受け入れるために「外部生枠」として定員を空けていて、一定数の外部生をとることを前提としているところもあるようです。
もちろん、人気の研究科や研究室はその大学の学生(内部生)ですら落ちる可能性があるので他大院進学は一筋縄ではいきませんが、東京大学などの超有名大学でも比較的入りやすい研究室は存在するので、いわゆる”学歴ロンダリング”のチャンスです。
ただ、注意したいのは「就職を有利に進めたい」「履歴書の見栄えをよくしたい」などの理由で他大院進学はあまり意味がないです。
企業の人事のでも大学院の比較的入りやすい状況を考慮して、履歴書で学部の大学を見たり、研究室の事情を調べたりするひともいるらしいです。つまり、あまり就職には影響されないかもしれません(推薦が使えたりはするので一概には言えませんが)。
一方で、研究に関する意気込みなど、明確な理由をもった進学ならば、よい結果につながるはずです。
よって、学歴(表向きの肩書。院でなにが得られるかではない)を上げるメリットは、「東大生プロレスラー!」などの肩書をつくれるくらいでしょう。
これからプロレスを練習する方にはおすすめです!
お得2. レベルの高い環境に身が置ける
レベルが上の大学院に進学することで、まわりのレベルも格段に上がります。これにより、いままで知らなかった世界を知ることになるでしょう。
また、大きい大学では大規模な実験設備があるところが多く、研究したい人にとっては有難い環境となります。
※ここで注意したいのが、大きな大学に進学したとしても、研究は研究室の先生によるものが大きいので、その設備が使えなかったり、かえって学部時代より使える研究費が減ったりします。研究室訪問でしっかりと見極めましょう。研究室訪問については、【大学院研究室見学マニュアル】研究室見学のマナー、気をつけること、などをご覧ください。
このレベルの高い環境に身を置けるというのが、他大学進学のもっとも大きいメリットだと思います。
他大に行く前は、「レベルの高い大学にいくと、研究室の人に必要以上に実験の準備をさせれるなど、コキを使われる」なんて話を聞いていましたが、実際にそんなことはなかったです。
むしろ、他大学から不利な状況で入試をパスして来ているので、十分対等な立場で扱われます。
そのような状況では、成長率が飛躍的に向上すると思います。
お得3. 有益な情報が多く手に入る
高学歴の大学になるほど、手に入る情報の質がよく、多いです。
たとえば就職活動を例にとると、高学歴の学生は比較的就職活動に積極的で、企業に関しての情報を多く持っています。
また大学と企業に強いつながりがあることは事実で、大学にも直接、企業から説明会やセミナーが開かれたり、オファーが来やすいです。
就職活動のほか、大きな大学では起業支援を行っていることろが多いです。
また、単純に学生が情報収集に敏感です。
こういった環境では、得られる情報が違ってきて成長にもつながります。
お得4. 奨学金を借りやすくなる可能性が高い
これは大学によるのではっきりとは言えなのですが、大きい大学では奨学金を借りれる定員は非常に多いです。とくに大学院では、学部よりも学費支援が充実しています。
他大学に進学することで、このチャンスを手にすることができるかもしれません。
しかし大きい大学院になるほど、学生数も多くなるので確実ではありません。奨学金を借りる予定があるひとは、進学先の奨学金制度について良く調べましょう。

他大学に進学したら苦労すること【4選】
苦労1. 大学のシステムに慣れるのに苦労する
いままでと違う大学に行くと、そのシステムの違いに苦労します。
履修登録の仕方や、在学証明書の発行などの事務手続きは大学によって大きく変わります。
また大きい大学だと、掲示板や事務、講義室の場所などを探すのにすら苦労します。
広いキャンパスの大学に行けば、講義室に移動するのにかかる時間に驚くこともあるでしょう(ぼくは移動に15分もかかる講義があった)。
さらに、地方国立大(旧帝以外)から旧帝大学にいけば、七大学総合体育大会の存在など、いままでなじみがなかった文化を知ることになります。
他大学からの学生を積極的に行っている大学であれば、他大学生オリエンテーションなどの支援を行っている大学院もありますが、基本的には結構放置されます。
そんなときは、配属先の研究室の先生や学生に助けを求めましょう。
サークルの数も膨大で、わけが分からなくなりますが、このへんは大学院生にはあまり関係ありませんね。
苦労2. 自分の学歴を説明するのに苦労する
他大学の院に進学すると、学歴的に複雑になります。
もしあなたが、□□大学→○○大学大学院に進学したとして、「○○大学の大学院に通っています」というと、聞いたひとは〇〇大学卒業したと思います。
大多数の学生はそのまま内部進学しているのが事実なので、そう思われるのが一般的でしょう。
ただでさえ大学院生は少数派なので、大学が変わったとなると、理解されないことが起こり得ます。
また、「なぜ大学を変えたのか?」という質問は一生あなたにつきまといます。明確な理由があればよいのですが、何となく進学した人にとってはこの質問は相当苦痛なものになります。
苦労3. 講義についていけない可能性がある
同じ分野であっても、学部の講義のシラバス、つまり講義の内容・範囲が異なります。
大学院にも多少の授業はありますので、習ったことのないことを前提に講義が進められ、シラバスのギャップに苦しむかもしれません。特により高いレベルの大学院に行くと、「こんな定理聞いたことないよ…単位取れるかな…」となります。
しかし、あなたは内部性を蹴落として大学院試を突破してきているのですから、勉強すればなんとかなるはずです。自信をもって臨みましょう。
苦労4. なにかと手続きが苦労する
もし他大学に進学した場合、もともと通っていた大学から在学証明書とりよせなければならなかったり、大学院を出た後も、書類が必要となることがあるかもしれません。
そうなれば、大学と大学院、2つの機関に問合せしなければならないかもしれません。
よって、こういった手続きが内部進学した人よりは多少厄介になります。
まあ、これは「少しだけ」面倒くさいだけなので…。入学前に気にすることではないと思います。

最後に
いかがだったでしょうか?
ぼくは他大学に進学して、よかったことの方が多く、よい選択をしたと思っています。
大学院進学を考えているひとは、他大院進学を検討してみてはいかがでしょうか。
もし他大学院に進学するなら、研究室見学はしといたほうがいいですよ!そんな方は【大学院研究室見学マニュアル】研究室見学のマナー、気をつけること、などもご覧ください。
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