大学院生ですが,2019年からつみたてNISAを始めました.
つみたてNISA以外にも,株式投資をしています.主に米国株です.
低リスクな資金運用をしたいと,つみたてNISAを始める人が増えてきていますが,
いざ始めようとするとき,どんな商品を選んだらいいか迷っているひとも多いかと思います.
今回は,僕のつみたてNISAポートフォリオ,つまり,僕がつみたてNISAでどんな商品を買っているかを紹介します.
また,「なぜその商品を買っているのか」についても述べます.
かなり一般的なポートフォリオであり,奇抜なことは一切していませんが,安定的に運用できる可能性が高いので,参考にしてみてください.

使用している証券会社
使用している証券会社は,楽天証券です.
同じ商品からどこで買っても同じですが,SBI証券や楽天証券のようなネット証券は手数料が非常に安いので,ネット証券の一つである楽天証券を使っています.
楽天証券だと,楽天ポイントが貯まりやすくなったりするので,一石二鳥です.
ポートフォリオ
僕はつみたてNISAで,以下のようなインデックス投資信託をしています.
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 9,000円
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 10,000円
・楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式)) 1,000円
合計:2万円
すでにつみたてNISAを始めている方から,なじみがある商品ばかりではないでしょうか?これらの銘柄は買い付けランキング上位にあるので,みんなが買っている商品ということになります.
それでは,これら一つ一つについて見ていきます.
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
月々の買い付け額:9,000円
圧倒的人気の銘柄です.
その人気は,株式市場の成長性の核はアメリカであり,時価総額が上がっている順調なアメリカの企業株を詰め込んだ商品だからです.
過去を振り返っても,S&P500の銘柄は右肩上がりで伸びており,多くのひとがこれからも伸びると思っているようです.
しかし,最近ではコロナの影響や大統領のふるまいなど,アメリカ情勢が不安定になってきているので,このまま順調にはいかないんじゃないかな,と個人的には思っています.
S&P500に全振りしている人もいるみたいですが,今は儲かっていても,20年後にはどうなるか分かりません.
「この国は時価総額ランキング上位を占めているし,このまま順調にいくぞ!」と思って,30年間GDPがほとんど伸びず,時価総額ランキングにほとんど食い込まなくなった国を良く知っているでしょう(日本です).
そもそもつみたてNISAの良いところは非課税で低リスクの投資ができることなので,何か一つに全振りするのはちょっとどうかな?と思っています.
とはいえ今の段階でS&P500に投資しない理由はないので,積立額の約半分はこの商品に投資しているという感じです.
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
月々の買い付け額:10,000円
全世界株式は,非常に慎重派なひとにおすすめの銘柄です.
僕は米国株一強の時代が20年間のうちに終わる可能性は0ではないと思っているので,これに積立額の半分を投資しています.
しかし,「アメリカに半分,それ以外の国に半分」を投資したい人は,もっと全世界株式への投資額を増やさなければなりません.
なぜなら,全世界株式の中身をアメリカの株が半分以上を占めているからです.
つまり,米国株式に9千円,全世界株式に1万円投資している僕は,米式株式に約1万5千円,それ以外の国の株式に約4千円の投資を行っていることになります.
個人的には,これくらいのバランスの方が米式株でそれなりに攻めつつ,それ以外の株で慎重に守れるのでいいかなと思っています.
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
月々の買い付け額:1,000円
「この銘柄はS&P500と同じなので分散投資になっていない!」という意見もありますが,厳密には少し違います.
たしかに,株チャートの動きはほとんど同じです.その観点からは,確かに分散投資にはなっていないでしょう.
しかし,この銘柄とS&P500の中身を見てみると,厳密には扱っている米式株の範囲が少し違います.どちらもGAFAMのような強すぎる株を扱っており,違いはそのほかの小さな株なので,株価もほとんど同じになっているだけです.
すなわち,これから米式株に大きな変動があり,S&P500の中身が変化するなどした場合は,多少の差が出てきてもおかしくない気もします.
また,手数料が違います.現在では,S&P500の方が若干安いです.しかし,今後楽天・全米株式インデックス・ファンドの手数料が下がる可能性もあります.
そういった意味で,2つの株に分けています.計算すれば分かりますが,複利の効果は分けたとしても同じです.分けるデメリットはあまりありません.
とはいえ現在ではS&Pの方が手数料が安いので,楽天・全米株式インデックス・ファンドには1,000円しか入れていません(以下で述べるように,以前は楽天・全米株式インデックス・ファンドばかり買っていた).
2020年8月にポートフォリオを変更
実は,以前は楽天・全米株式インデックス・ファンドのみに投資していました.
それまでは,色々と勉強不足で(今もですが),S&P500との違いが分かっていなかったり,全世界株式の重要性を感じれていなかったからです.
でもまあ,それまでに積み立てた楽天・全米株式インデックス・ファンドはそのまま運用を続ければいいだけなので,問題ありません.
損益
今年8月まで楽天・全米株式のみだったので,損益のほとんどはこのファンドのみからです.
2019年9月から始めて,積立額約10万円に対して,トータルリターンは+1万円ほどになっています.
順調ですね.
今後は全世界株式が加わるので,利益率は減るかもしれませんが,安定した運用になると期待しています.
なぜ2万円しか積み立てないのか
つみたてNISAなら,年間40万円,月額3万3千円まで非課税で積み立てることができますが,僕は月額2万円しか積み立てていません.
その理由は,単純に「お金がないから」です.
正確には,投資に回せるほど余裕があるお金はこれくらいしかないということです.学生ですし.
これからも無理せずに続けていこうと思いますが.社会人になったらすぐに満額にすると思います.非課税枠がもったいないので( ´∀` )
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