
みなさん、こんにちは!
みなさんは、伊都キャンパスをご存知でしょうか??
伊都キャンパスは九州大学のキャンパスの一つで、福岡中心部にあった箱崎キャンパス、六本松キャンパスから1991年から18年ほどかけて移転を進め、昨年、伊都キャンパスへの移転が完了しました。
西日本新聞
自身は伊都キャンパスへは何度も足を運んでいますが、正直なところ、伊都キャンパスへの交通の便は超悪いです(笑)。
最寄駅の九大学研都市駅から、徒歩50分という恐ろしさ。駅からバスが出ていますが、終バスとか考えると、なかなか学生には厳しいところがあります。
とはいえ、伊都キャンパスはそれも含めてかなり面白い場所です。
まず、伊都キャンパスはその広大な面積で有名です。
キャンパス単体の大きさでは、日本一の広さを誇ります(ほとんど森や林などの自然ですが)。 ディズニーランドの面積の約5〜6倍の面積です。。
田舎に設置されているとはいえ、大学の中でもかなり新しい建物が建っており、伊都キャンパスは”未来都市’’のような風貌をしています。
周りが田んぼだらけの田舎に、ポツンと新築がそびえたつキャンパスは、とても殺伐としており、福岡らしい自然と都市の融合が垣間見えます。
写真がないので伝わらないかもしれませんが、夜にいくと、幻想的な世界が広がっており、映画撮影のセットのようなところです。
そんな伊都キャンパスはその風貌から『近未来都市』と面白半分で言われていましたが、ついに、実際に未来感あふれる実験が始まりました。
NTTドコモが提供する「AI運行バス」
それは、NTTドコモが提供する次世代のバス運行管理システム「AI運行バス」というもの。
この伊都キャンパスでの導入までに、全国10か所で実証実験が行われてきましたが、商用としての導入はこの伊都キャンパスが初です。
伊都キャンパスでは、このバスシステムに「aimo(アイモ)」という名称が使われているようです。
先ほども言ったように、伊都キャンパスの面積は広大です。この広大な敷地内を移動するための無料バスが aimoです。
通常のバスと違い、このAI運行バスではあらかじめの固定ルートはなく、バスの乗客者の予約に応じてリアルタイムで最適なルートを決定します。
つまり、固定ルートだと乗客がいないバス停を通るのは無駄になってしまいますが、このaimoではこの無駄がない運行が可能となっているということです。
詳しくは、こちらの記事をどうぞ。
Engadget 日本版
ちなみに、「AI運行バス」と名付けられていますが、おそらくただの経路最適化問題ですね。AIブームを利用して、話題性を持たせているのでしょうね。どこからがAIなのか?という議論がまた起こりそうです。
自動運転ではない
注意したいのが、このaimoは自動運転ではなく、おそらくゴリゴリに人が運転しています。ただ単に、経路選択に今まで(表で)使われてこなかったアルゴリズムを使用しているという点で話題になっています。
NNTドコモも「自動運転社会の手前の技術」としてAI運行バスを検証しています。つまり、まだ自動運転を商用化しているわけではないです。たぶん、勘違いする人がいそうな気がして…
とはいえ、もちろん将来的には自動運転も視野に入れていると思うので、自動運転が始まったときに、この「AI運行バス」が活きてくるのでしょう。というか、自動運転と併用して始めて、AI運行バスな気がしますが…
使われているのか??
僕が伊都キャンパスに居たときは、まだ運行が開始していなかったのか、それらしきバスは走行していたものの、利用している人はほとんど見られませんでした。
現在は、利用されているのでしょうか?
正直、あまり授業のためにキャンパス内を移動したり、学食のために移動したりするときにこのバスを使うことは少ないと思います。確かにキャンパス内は広いですが、車両が通れるところは限られています。
キャンパス内の遠い実験施設に移動したりするときに、利用するのだと思います。伊都キャンパスに行ってみればわかりますが、講義が行われるエリアと学食間とかは、車両が通れないですからね。考えてみれば当然ですね。全員が講義の移動のためにバスを使ったら、さすがのAIバスも対処できないでしょうから…(笑)
なので、商用化とはいえ、まだ実証実験の色が強い気がしますね。
どんどん未来化する大学キャンパス
大学は研究検証としてよく使われます。大学が最も早く未来化するケースもあり得ますね。
また、大学発ベンチャーで自動化運転実用化に力を入れているところも結構あるようです。
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