院試受験予定の学生の皆さん、こんにちは。
僕は複数回の大学院入試での面接経験がありますので、これから院試を受けようと考えている学生さんに向けて面接の極意を書こうと思います。
ちなみに、僕が受けた大学院は全て旧帝大理系の工学または理学系です。他の分野の方に参考になるかは分かりません、、、
しかし、基本的なこと、考え方は一緒なので、少しは参考にしてもらえたらなと思います!では、面接当日、どう振る舞えば良いのか!
基本的には、院試の面接は「受け答えが全くできない、やばいやつ」でなければ満点をもらえると思って良いでしょう。
面接の目的は、大学院に入ってから、まともに研究し、成長していくかどうかを判断することです。
内部の学生なら、ほとんど満点が決まっています。
なので、筆記試験ができなさすぎたから面接で爪痕を残したい学生以外は、当たり障りのない内容で良いと思います。
しかし、外部から受験する学生に対しては、かなり入念に面接されることもありますので、外部受験のひとはしっかり対策しましょう。
では、具体的に見ていきましょう!
面接時の服装
服装からいこうと思います。
スーツが無難です。大学側から指定されることは珍しく、指定されていなければ私服でも問題はないと思いますが、教員側は心の中でどう思っているかは分かりません。
こういう場合は、どっちが正しいかではなく、周りの人間とあわせる事で少なくとも「変なやつ」と思われることは無くなります。
これを「常識」といいます(つまり、常識は正しいとは限らないということ)。
スーツで行って、注意される事はありません。ただし、物理系など、緩めな風習があるところは、私服で行っても何ら問題ありません。
反対に、工学部では、全員スーツでした。
分野の色が表れますね。
面接官に違和感を与えないように、みんなと同じ服装で行きましょう。
こんな場面で個性を出しても仕方ありません.
逆に、周りがみんな私服なら自分も私服で行きましょう.
面接の質問
次に、面接の質問はどんなものが来るのか。
大学の面接官は、学生に聞いていい事と聞いてはいけない事が決まっているそうです。
なので、必然的に質問の内容はどこも似たような感じになります。
よく面接でされる質問をリストアップします。
- 志望動機
- 学部の研究内容
- なぜその大学なのか
- なぜその研究室なのか
- 研究室でどのような研究をしたいか
- 他の大学院も受けているか
- 博士課程にも進学するつもりか(実は学生の進路に触れるNG質問だと聞いた事がありますが、結構聞かれます笑)
- 大学で学んだこと
- 大学で一番力を入れた事
- 一番好きな科目
- (筆記試験後の場合)自分の筆記試験の出来はどうだったか(これ、院試面接あるある)
など
質問の受け答えで気をつけること
自分的には、院試の理由で「勉強したいから」と答えるのは良くないと思います。基本的には大学院は研究機関だと思っていて、勉強はニートでも社会人でもできるので、、、
学部の研究内容は、完璧に言えるようにしとかないと、研究に対しての意識が低いとみられてしまいます。
「なぜその大学か」は難しい質問ですが、他の大学よりも優れている点や、自分にとって魅力的な部分を必死に探しましょう。
間違っても、家から近いので、、、とか、就職が嫌なので、、、とかはやめましょう(それでも内部の学生は受かってしまうらしい)。
他の院も受けているかという質問に対して、嘘をつかない事が大切です。嘘さえつかなければ、減点される事はありません。
筆記試験後に面接がある場合は、筆記試験の感想を聞かれる事はあるあるみたいです。実際、僕も聞かれました。
それで筆記試験の点数が変わるわけではないので、思った通りに答えればOKです。
それと、オススメするのが、笑いを誘う事です。
どうしても張り詰めた空気になってしまいますが、和やかな空気にして終われば、良い印象を与えられます。かといって、スベると最悪です(実体験)。
ネタにはかなり入念なチェックを入れましょう。
全体的には、
はっきりと、落ち着いて話す事が大切です。入試ごときで話せないひとは、学会で話せませんからね。入学後の、学会発表の練習だと思いましょう。
その場で結果発表の可能性あり
恐ろしいのが、その面接の場で受かったかを教えてくれる事があります(不合格の場合は、何も言われないかもしれません)。
恐ろしいですね。
ですが、反対に言えば、それほど面接は重視されていない証拠。重視されているなら、もっと入念に時間をかけて審議するはず。
なので、その場で不合格を言い渡されたひとは筆記試験の点が低かった可能性が高いので、あきらめましょう。
面接はリラックスして。
今回、面接の質問や気をつける事をダラダラと述べましたが、
すでに述べたように、大学院入試では面接はそこまで重視されておらず、そもそも倍率が低いものなので、まともな人なら大丈夫です。
もし落ちたら、大抵の場合、筆記試験の点数です。
面接ごときで思い悩んで、寿命を減らす事は愚かすぎるので、リラックスして受けましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
自分の興味ある研究ができるよう、頑張ってください。
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