
みなさんこんにちは。
僕は現在、大学院生なわけですが、6月~7月のこの時期というのは、サマーインターンシップに向けての準備の時期であります。
一年後に就職を考えている人にとっては、インターンに行くことを考えている人も多いはず。僕は理系なので文系の方の状況は分かりませんが、大学一年生からインターンに参加する強者もいると聞きます。
一方で、インターンに行っても無駄でしょ。就職できればそれでいいし…。なにより面倒くさい…という人もいらっしゃいます。
確かに、インターンに行くにあたって、少々骨が折れることもあります。人気な企業であれば、インターンに応募するのにもエントリーシートを書いたり、面接を受けて合格しなければいけません。
しかし、それとは比にならないくらいのリターンがあります。
今回は、インターンに行くとよいことを述べていきたいと思います。
就職せずに起業したり個人事業主になるつもりの人でも、インターンに行きやすい学生の時期に行っておくことをおすすめします(もちろん、余裕がある範囲で)
今回は、よくあるリクルート会社が言っている「インターンは経験になる、社風がわかる」のような話に加えて、学生目線で思うことをお話していきたいと思います。
経験になる
まあ、よくあるインターンの行く意味ですけど…
具体的に、どういった経験になるのか?
まずは、「会社で働く雰囲気の経験」です。
あくまで雰囲気です。つまり、本当にインターン期間中ほどの時間、会社勤めと同じことを経験することは難しいです。例えば、1dayでは会社のオフィス見学程度にしかならないでしょうし、何も学べないのが現実でしょう。長期インターンでも、業務(雑用)の一端を任せてもらえることはあっても、プロジェクトの一部でもかかわれる可能性は少ないでしょう。
よって、インターンで得られるのは会社の雰囲気で、「会社で働いた」という経験からは程遠いものになることは理解しておきましょう。
とはいっても、雰囲気を知る経験は大事で、運が良ければ社員の性格や、社風を見ることができるでしょう。運が良ければというのは、インターン生には普段のふるまいを隠して接するところもあるからです。
「必要な知識を得る経験」も得られます。
分かりやすい例でいうと、IT系のインターンに行けば、使えるようにしておいたほうが良いプログラミング言語や、クラウドの知識を知ることができると思います。実際に業務に深く関われなくても、自分に足りないものは結構明確になります。これが分り、それに合わせて改善すると、その業界での就職に強くなることは言うまでもありません。
インターンで得られる経験は就業中だけではありません。「エントリーシートを書く経験、面接を受ける経験」が得られます。
インターンを応募するのに、エントリーシート書いたり、面接を受ける場面があるかと思いますが、それに落ちた場合は、少なくともその選考状況(倍率など)ではエントリーシートや面接が不十分だったことが分り、就活時に行かせます。もちろん、受かればある程度の正解が得られるチャンスです。
まあ、あとは「自己分析の経験」、「業界による会社の違いを知る経験」などがありますね。
就活に有利になる
以上でインターンで得られる経験について話しました。それらの経験自体が就活に有利になる要素であるのは言うまでもありません。
また、直接的に就活に有利に働くものとして、企業の中にはインターンに参加した人を就活選考時に有利に進めることを公表してるところもあります。某航空会社では、インターンに受かれば間違いなく就職できると言われているところもあり、実際にそうみたいです。
また、エントリーシートを書いたことがある方なら知っているかもしれませんが、エントリーシートに『インターンに参加したことがある人は記入してください』という欄を設けている企業も多いです。つまり、インターンに行くこと自体が、ネタとなり、就活や他のインターンを有利に進める要素となり得るのです。
お金が稼げる
インターンは薄給で働くイメージがあるかもしれませんが、最近のインターンは少し違う模様です。
就活時における学生の売手市場が影響して、インターンにお金と時間をかけている企業は、優秀な学生にインターンに来てほしいと、インターンの報酬を高く設定るする傾向にあります。
とくに、コンサルティング会社やIT系の会社でのインターンは高給で、1か月のインターンで50万円出す企業や、日当3万円以上出す企業もあります(その分、選考は厳しいでしょうけど…。挑んでみる価値はあります)。以下の記事を参考にしてみてください。
ここら辺のインターンに参加することができれば、普通に夏休みにバイトするよりはるかに良いですよね。
あまり大きな声では言えませんが、1dayのインターンでも交通費や手当がでる場合もあるので、1つの地点で連続でインターンに参加するなどして、効率よくお金を稼いでいる先輩はたくさんいました。
企業がインターンを開催している意味
「自分のビジョンを明確にしてほしい」や「業界のことをよく知ってほしい」、「学生の若い頭で課題を解決してほしい」のようなうたい文句でインターンを開催しているところもありますが、ほとんどの企業は実はそうではなく、1dayのインターンでそんな理由でインターンを募集していることはまずありえません。
企業がインターンを開催するのは、学生を主戦力として働かせたいわけでも、学生の成長を促したいわけでもなく、単に質の良い学生を自社に就職させたいという理由の一点張りです(あくまで「ほとんどの」企業)。
(企業にとっては大した金額ではないかもしれませんが)かなりの金額を使って学生を呼び寄せ、会社のいいところのアピールを存分にしつつ、優秀そうな学生がいたら囲い込みたいというのが本音でしょう。おそらく。
なので、その意図を理解したうえで、インターンに参加し、この制度を利用しましょう。
最後に
一口にインターンといっても、長期インターンと1dayインターン、就活用インターンなどとインターンにもいろいろあります。世の中にはいわゆる企業のインターンだけでなく、大学や研究所での研究インターンなど、一風変わったものもあります。
インターンには多くのメリットがあるので、将来的に企業に就職するつもりであれば、インターンに参加することをおすすめします。就職するつもりがなくても、会社働きの雰囲気を知れたり、お金稼ぎになったりするのでお勧めします。
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