
こんにちは!大学院卒でメーカーに就職したカメさんです.
今まで就活についてあまり考えていなかったひとにとっては,研究と並行して就職活動をするのは大変ですよね.
私が就職活動をしていたころを振り返ってみると,

周りはなにかやっているみたいだけど,何からしていけばいいかわからない…
という人は結構多かったです.私自身も最初はそうだった気がします.
就職活動をしようと思ったとき,以下のような言葉が浮かぶのではないでょうか.
面接,自己分析,情報収集,インターン,内定,就職相談,学校推薦 … などなど
しかし,どれから手をつけていけばいいのか,よく分からないですよね.
そこで今回は,どういった流れで就活が進んでいくのかを,ざっくりではありますが説明したいと思います.

自身と周りの経験をもとに,説明していきます.
私は理系の大学出身なので,就職活動の姿勢や選考の流れは文系就職とは少し違うかもしれません.ご注意ください.
この記事では本選考からの流れではなく,どんな会社があるのかも分からない,就活の準備段階から説明していきます.時期で言えば,本選考開始(3~4月頃)の半年~一年前からの流れです.
自己分析 → 情報収集 → インターンに参加 → もう一度,自己分析 → 入社したい会社にエントリー → 面接練習 → 本選考 → 内定
この進め方は私のおすすめなので,必ずしもこの通りにする必要はないと思います.
また,選考は複雑になってきており,基本の流れに沿わず内定が決まることもありますので,柔軟に対応してください.
自己分析

いきなり自己分析?どんな会社があるのか調べるとかじゃないの?

確かに,私は自己分析を情報収集の後に持ってきましたが,失敗したな~と思っています.
振り返ると,絶対に自己分析は最初にやるべきでした.
その反省も踏まえて,自己分析を初めにやることをおすすめします.
就職活動が終わり内定が決まった後に,「やっぱり自分に合った会社じゃないかも…」と後悔しないように,自分の就活の軸を決めるためにも自己分析は初めにやるべきです.
就職してから後悔するひともいるので,絶対に自己分析をしっかりとやることをおすすめします.
とはいっても,やはり会社のことが気になる人も多いとは思います.
その場合は,自己分析は情報収集と並行して行ってもいいと思います.ただし,私のように最後に持ってくるのはやめましょう.急に方向転換する可能性も出てくるので,かなり辛くなります.
情報収集
情報といっても,色々ありますよね.
会社情報,インターン・会社説明会,本選考,学校推薦 など
これらは並行して情報収集しましょう.
会社を調べる
自己分析した結果を用いて,自分が合いそうな業界や企業のことを調べてみましょう.
・どんな業界があり,その業界の給料やそのほかの待遇はどうか
・どんな会社があり,その業界の給料やそのほかの待遇はどうか
最初から気に入っている会社があるかもしれませんが(例えば,地元で一番大きな企業),比較のために似たような会社や全然ジャンルの違う会社も調べたほうが良いです.
この段階で,会社を数社に絞る必要はないと思います.とにかくまずは視野を広げましょう.
インターン・会社説明会の情報を調べる
調べた会社のうち,気になったところの会社説明会やインターンについて調べましょう.
会社によってはインターンが選考に関わってくる場合もあるので,要注意です.
私の体験談としては,「この会社良さそうだな」と思ったときに,すでに夏インターンが終わっていて,その会社はインターンに参加していないと内定をもらうのはかなり厳しいと聞いたので,あきらめてしまいました.
また,就職活動に慣れるために会社説明会にも積極的に参加しましょう.
本選考の情報を調べる
特に気になっている会社については,インターンや会社説明会だけでなく早い段階で本選考のスケジュールも調べたほうが良いです.
本選考の日程が分かると,それに向けた準備ができます.選考が重なってる会社もあれば,選考がかなり遅い会社,早い会社もあると思いますから,自分のスケージュールと相談して就職活動のイメージをつけましょう.
また,会社によってはホームページには載っていない別ルートとかもあるので注意が必要です.そのためにも,周りの友達や会社説明会で知り合った社員の方に情報をもらえると良いですね.
私も先輩の方から「この選考ルートは内定が決まるのが早いよ」だったり「この面接が実質的な最終面接だよ」などいった情報をもらったりしました.
学校推薦について調べる
学校推薦が使える企業と使えない企業があると思いますが,基本的には企業側から学校推薦が使えるか否かを調べることになると思います.
大学側が学校推薦が使える企業を一覧にしているかもしれませんが,その中から受け身的に選ぶのはおすすめできません.あくまで自分の自己分析に基づいて自分から会社に近づきましょう.
もちろん,学校推薦がどういうものなのかを知る必要もあります.大学や企業によって学校推薦の効力は違いますから,各自で調べてみてください.
インターンに参加
本命はもちろん,少しでも選考を受ける可能性がある会社のインターンにはぜひ参加してください.

もちろん,研究活動が疎かにならない程度に参加しましょう
インターンには長期インターン(一週間以上)と短期インターン(1日~3日)がありますが,一日以下で行われる短期インターンはほとんど会社説明会みたいなものです.
では短期インターンが意味がないかというと,そうでもありません.実際の会社の雰囲気を知ることができるバカにできないイベントです.
短期インターンの使い方としては,まだよくわかっていない会社を覗く感じが良いと思います.
一方で,長期インターンはそもそも参加するのが難しいと思います.しかし参加できれば大きな経験になりますし,もしエントリーして選考に落ちてしまっても,本選考の練習になると思いますから,ぜひエントリーしてみてください.
もう一度,自己分析
情報収集を行い,会社説明会やインターンに参加した後に,改めてもう一度自己分析をすることをおすすめします.
とはいえ,初めの自己分析をきちんとやった人にとっては,ほとんど確認作業で終わると思います.
今考えている業界,会社が自分の自己分析と一致しているか再度確認してみてください.
もしも自己分析とずれている(例えば自分の将来の目標がその会社と合っていないなど)のであれば,自己分析を見直すか,検討する会社を変える必要があります.
入社したい会社にエントリー
本選考の時期が近付いたら,エントリー締切日までに入社したいと思える会社にエントリーしましょう.
ここで初めて『会社選び』をすることになります.
なかなか絞るのは難しいと思うので,会社選びの参考になればと思い,以下の記事を書きました.もし会社選びに困ったら,ひとつの参考にしてみてください.

ところで,どれくらいエントリーしておけばいいの?

もちろん,個人によってエントリー数はかなり異なっていますが,理系大学生なら5~10社くらいが一般的だと思います.
詳しくは,以下の記事をご覧ください.
ちゃんと自己分析ができていれば,エントリー数はそこまで多くならないと思います.

ちなみに私は,エントリーする段階でちゃんと自己分析ができていなかったので,10~12社と少し多くなってしまいました…
エントリーシートは大学の先輩や同級生,大学や民間の就活サポートの方などに採点してもらいましょう!
面接練習
インターンの段階でもしているかもしれませんが,友達や就活アドバイザーの人と面接練習を行った方が良いでしょう.
「これを聞かれたらこれを言う」というのを紙に書いてあるかもしれませんが,いざ他人に聞かれるとうまく伝えられなかったり,言葉が出なかったりします.
もちろん,本番では予想していなかった質問も来ることがあるので,練習の段階でアドリブ力を付けることが理想です.
理系学生の面接だと,研究内容を聞かれることが多いと思いますから,専門外の人に自分の研究内容が伝わるように,家族や他学科のひとなど,同じ研究室の同級生以外の人に研究の説明をしてみると良いでしょう.
本選考
私は本選考のプロではないので,ここで言うことはほとんどないです.
落ち着いて臨んでください.応援しています.
内定
複数の内定が取れて迷ったときには,自己分析や企業情報を見直しましょう.
最終的に入社する会社が決まったら,大学や家族,その他お世話になった人に報告しましょう.
最後に
今回,このような就活の流れを紹介しました.
自己分析 → 情報収集 → インターンに参加 → もう一度,自己分析 → 入社したい会社にエントリー → 面接練習 → 本選考 → 内定
本文からも分かるように,就活の重要ポイントは『自己分析』と『情報収集』の部分です.
基本的には同じ研究室や大学の友達と情報共有と自己分析を進めるのがおすすめですが,学生さんの中には就活の専門家のひとにも見てもらいたかったり,情報をもらいたいというひともいるでしょう.
特に,最近では登録しておくだけで企業からオファーが来る就活サービスもありますし,
就活相談に乗ったうえで,自分に合った会社を紹介してくれる就活サービスもあります.
個人的には,オファー型の就活サービスは無料なら登録だけでもしておいた方がいいと思います.
また,自己分析におすすめの本はこちらです (有名な本です)↓

皆さんも後悔のない就職活動ができるように,頑張ってください!
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