ここでは、2020年話題の本『ファクトフルネス』について紹介します。
データを基に、世の中を正しく理解したい方には、この本はおすすめです。
最近、物事をふわっと理解したり、ニュースで流れたことを鵜呑みにする人が多いですよね。
完全にメディアに踊らされています。
このような事態に嫌気がさし、世の中を正しく見る目を養いたいと思う方もいるのではないでしょうか?
この本は、『真実の見方』を教えてくれます。
この本では、次のような、世界の事実に関するクイズがいくつか紹介されています。
質問1 現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう?
A 20%
B 40%
C 60%
みなさん、どれを選びましたか??
この質問1の正解はC「60%」で、日本人の正答率は7%だったそうです。多くの方が、Aを選んだのではないでしょうか?
2017年に、世界各国の1万2000人にクイズを出題したそうですが、平均正解数は12問中たったの2問!
全問正解者は0人で、12問中11問正解した参加者も1人のみでした。
先ほどのクイズで多くの人がAを選ぶのは、人が『劇的(ドラマチック)な見方』をしてしまったり、『昔と変わらず、今も世界は格差が大きい』と思っているからです。
結論からいうと、『世界はどんどん豊かになっています。』
(この「豊か」というのが、何を指すのかもはっきりとしたデータに基づいて判断する必要がありますが…)
みなさんは『低所得国』と聞いて、どれくらいの国を思い浮かべるでしょうか?
ほとんどの人が、数年、数十年前のイメージを思い浮かべます。確かに、そのような貧しい地域は今もありますが、だんだんとそういった国や地域は少なくなってきており、発展途上国と言われる国も、そこまで貧困な生活を送っていないようです。
海外にたくさん行く人は、良く知っているのではないでしょうか。
しかし、今でもニュースはそういった貧困な地域だけを取り上げます。世界は、どんどん良くなっていっているのにも関わらず。
このこともあり、皆さんは「まだまだ世界には貧しい地域ばかりだ」という感覚にあるのです。
この本、ファクトフルネスは、こういった先入観だけで判断する危険や勘違いをしないような考え方を教えてくれます。
あなたも、世の中について勘違いしていることがあるはずです。あなたの直感に反するクイズが、本の冒頭で出題され、ファクトフルネスがどう大事で、ファクトフルネスとは何かを教えてくれます。
ふわっとした考えをやめ、何となくで判断したくないひとは、是非この本を読んでみてください。
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