新型コロナウイルスの影響で、全国の大学が休校、もしくはリモート授業になりつつありますね。
学生側からしたら、

リモートで授業見るにしては授業料高すぎ…

学費、返ってこないの?
というのが率直な感想だと思います。

さて、大学に直接足を運ばず、友達と議論もできず、教授に個別にご教授していただくこともできない、リモートで授業動画を見るだけのものに、どれほど価値があるのでしょうか??
皆さんは国立、公立なら年間56万円ほど、私立ならその倍くらい払っていますよね(4年制大学で話を進めています)。
※親に払ってもらっていて学費を把握していない学生は、これを機に教育の値段を勉強してください。
結論から言えば、もはや『そんな単純リモート大学』にはこれほどの価値はないと思います。
放送大学(通信制大学)の学費は、1年あたり約18万円です。

つまり、単にリモートで授業をし、それなりのサポートを受けるだけならば、放送大学と同じ状況なわけで、国立56万、私立100万超えというのは高すぎです。
(まあ、大学によって特色(学問形態、設備など)があるので、単純に放送大学と比べられても…と言われそうですが、ご勘弁ください)
国が関わってくる問題なので、リモートになったからと言って簡単に学費を下げることができるわけではないですが、年間100万とかはどう考えても払いすぎだと思いませんか?
そもそも、大学の価値はどこにあるのか

あくまで個人の見解ですが、大学の価値は以下のようなところにあると思います。
・議論しあえる仲間、教員
・高額な実験装置、研究器具を使える
・図書館で学術書を読み放題
・サークル活動
・大学の名前を看板に、学会発表できる
ある意味、リモートでなくても、これらをしていないのであれば、そもそも大学生活自体に価値はないんじゃないかと思います。学費払い過ぎです。リモートじゃなくても。
さて、単純なリモート授業であれば、上記のものは担保されにくいですよね。最後のやつは変わらないですが。
リモートでの学習環境が良くなれば、価値は多少復活する
ただ、お気づきの通り、『単なるリモート授業だけであれば』の話で、上に挙げたものができる環境を用意することができれば、価値は多少戻ると思います。
したがって、リモートで続けていく場合、最低限必要なことは、
・個別に質問できるように、大学教員のシフトを組む仕組みを作る
・講義中でも質問できる
・できる限り、実験装置などを触れるようにする
・読みたい本を読める仕組みを作る
・学生同士でリモートで議論する
・できる範囲でサークルをする
かと思います。
これでも今の学費が妥当かどうかは議論の余地があるとは思いますが、それはまた別の話です。
何が言いたいかというと、なるべく元の大学の形を保てるようにしましょう、そうしなければ、今の学費は高すぎです、ということです。
これから国や自治体、大学が対応してくださるかもしれないので、この記事自体が失礼かもしれませんが、
学生側も努力しなければ大学の価値がなくなりますということが伝わればと思います。
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