2019年から、色々な本を読んできました。
そのなかでも、理系向きに
・比較的安く読める
・どんな人にもためになる
・新しい視点からモノをみれるようになる
ような本を、紹介したいと思います。
ただし、理系向きといっても、
参考書ではない
ものを紹介しているので、価格的にもお手軽に読めると思いますし(1000円~2000円程度)、理系の知識は必要なく、誰にでも読んでほしい本ばかりです。
サイエンスに少しでも興味がある人向けと言ったほうが良いかもしれませんね。
宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃
(Mathematics that bridges universes The shock of IUT theory)
加藤文元 角川書店
一番最近読んだ、非常に興味深い一冊。
内容は、 数学界の大問題であるABC予想を解決できるかもしれないとされる、IUT理論(宇宙際タイミュラー理論。 京都大学の望月教授によって提唱された)についての解説です。
基本的には、数学についての本です。「宇宙」という単語が入っていますが、この宇宙は物理的な意味での宇宙ではなく、「未知のもの」という意味で使われいるので、宇宙好きの人向けではないです。
難しそうな名前の本ですが、一般向けにすごく分かりやすく解説しながら書いてあるので、誰にでも楽しめると思います。
まあ、数学に少しでも興味がある人になら絶対興味持ってもらえると思います。そんなに数学が好きでもない僕でも、楽しく読めたので。
ビッグ・クエスチョン <人類の難問>に答えよう
スティーブン・ホーキング 青木薫=訳 NHK出版
物理系の人にはうれしい一冊。
もちろん知っているでろう、理論宇宙物理学者のスティーブン・ホーキングが残した一冊。
スティーブン・ホーキングが、「神は存在するのか?」や「人工知能は人間より賢くなるのか?」「未来を予言することはできるのか?」などのビッグ・クエスチョンに答えます。
これを読んでるうちに、宇宙や情報など、色々な勉強にもなります。
ただ、宇宙やサイエンスに全く興味がない人には、つらくて読み切れないかもしれないです。
FACT FULNESS(ファクトフルネス)
ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド 著
上杉周作、関美和 訳 日経BP
以下の記事でも紹介しましたが、今回紹介するなかで、もっとも有益な気がします。
これに関しては、理系問わず、大事なことが書いてあり、非常に注目を浴びている一冊です。2000円近くするので他の本に比べると少しお高めですが、その分、ボリュームもあり、勉強になります。
この本の基本コンセプトは、「事実を正しくみること」です。
「世の中は1か0だけでなく、0.8も0.5ある」や「意外と、世の中はよくなってきている」などを教えてくれます。
例えば、この本の最初では以下のような質問がいくつか紹介されています。
質問1 現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう?
A 20%
B 40%
C 60%
さて、どれでしょうか??
イーロン・マスク 未来を創る男
アシュリー・バンズ 斎藤栄一郎=訳 講談社
個人的にイーロンマスクが好きなので、この一冊を読みました。
イーロンマスクは、 宇宙関連を経営としたスペースX社の共同設立者およびCEO、テスラの共同設立者およびCEO、テスラの子会社であるソーラーシティの会長です(Wikipediaより)。
一応、イーロンマスクの情報を以下に貼っておきます。
この本は、基本的にはイーロンマスクの生い立ちや人柄が書かれています。
正直、イーロンマスクに興味がない人にとっては微妙な一冊ですが、イーロンマスクを少しでも知ってもらえたら、読みたくなる本だと思います。
というわけで、ついでに、イーロンマスク率いるSpaceXがロケットブースターの自動着陸に成功した動画を上げておきます。
感動ものですね~!
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